「疲れない脳をつくる生活習慣」という本の紹介記事を読んで、面白そうだったので読んでみました。
本によると「人は1日に意思決定できる量が限られている」そうで、
その量を超えると、脳が疲れて理性よりも要望が勝ってしまうそうです。
その結果、余計なものを買ったり、食べ過ぎたり、または八つ当たりしてしまうのだとか。
確かに、本当に集中して仕事をすると(私の場合)1日8時間が限界で、
それ以上残業しても、大して生産性は上がっていない気がします。
そこで、疲れない脳のためにはどうすれば良いかというと、
「瞑想」が効果的だそうです。
瞑想~マインドフルネス
1日5分程度の瞑想を続けることで、
ストレスを軽減し、免疫力を高め、さらに集中力や想像力を向上させることが、
脳科学の研究でわかっているそうです。
瞑想を取り入れたメンタルトレーニングとして「マインドフルネス」という考え方があり、
グーグルなど欧米の企業はでは、社員研修の一環として取り入れているそうです。
集中瞑想・観察瞑想
直ぐに出来る事として「背筋を伸ばして、深い呼吸をする」ことが良いとありました。
これは瞑想の基本動作で、息をゆっくり吐くことで体内に二酸化炭素がたまっていき、
幸せな気分をもたらすセロトニンという物質の分泌が増えるのだそうです。
瞑想には「集中瞑想」と「観察瞑想」の2つのやり方があり、それぞれ違う効果が得られるとのことです。
私の中では「瞑想=座禅」のイメージだったのですが、特に座禅をくむ必要はなく、立ったままでも、椅子に座ったままでもよいそうです。
具体的な瞑想のやり方や効果は本を読んでもらった方が良いと思いますが、簡単に紹介します。
集中瞑想のやり方
①ある一つのこと、例えば自分の呼吸に注意を集中し、
②しばらくして、別の事を考えていることに気づいたら、
③焦らず落ち着いて、呼吸に注意を戻す
これを繰り返します。
集中瞑想によって、脳の前頭前皮質という部分が刺激され、
集中力、記憶力、意思決定といった能力が鍛えられるのだそうです。
観察瞑想のやり方
瞑想中に思い浮かぶ色々なことを立ち止まって考えたりせず、
頭の中で実況中継して、そのまま受け流す。
というのを繰り返します。
観察瞑想によって、余計なことに振り回されず、それを客観視できるようになるそうです。
また、脳がアイドリング状態に近づくなどの効果があり、想像力や発想力が養われ、
さらにコミュニケーション能力に関わる脳の領域が鍛えられるとのです。
継続のコツ~何かのついでに始める
私も通勤の電車の中で集中瞑想を始めてみましたが、なかなか難しいです。
まず、深い呼吸を続けるのが意外と大変ですし、直ぐに違うことを考えてしまいます。
ちなみに、何故もっと静かな場所でやらないのかというと、
この本に書いてあったのですが、
人は普段と違うことをすると、脳が拒否反応を起こすそうで、そうならないためには、
普段行っている事のついでに少しづつ実行して、脳が気づかない内に習慣付けてしまうと良いそうです。
そんなことで、脳はダマされてしまうんですかねぇ、、
ということで、私は通勤電車の中で始めてみました。
この本「疲れない脳をつくる生活習慣」はまだ読んでいる途中なので、
また紹介していきたいと思います。
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